セクシュアリティ

アセクシャルを自認して、半年悩み続けた感想

こんにちは、Ayu Awasatoです。

友達の男性のホテル行こうという誘いにホイホイついていっておよそ半年ぐらいメンタルが落ちてました。

ホテルでは何もありませんでした。ただ、自分がセクマイであることに気付かされ、社会的立場からくる重圧が精神的な負担になりました。

結果、気がついたら住んでいる場所が横浜から川崎になっていました。(友達に相談したら川崎に呼ばれ、元々住んでた横浜に帰られなくなった)

新卒一年目の使用期間(メンタル的に)が伸びてました。*使用期間は無事終わってます。

相談した人(女性)には「一緒に生きよう?」って慰められました。とても、ありとあらゆる人に迷惑をかけました。

私だって恋愛できるはずだ!と思ってマッチングアプリを始めました。数人と会いました。数名とは恋人になれそうだな〜と思いましたが全く気持ちがついてきませんでした。全く好きとは思えない。

これで付き合ってもなあ、と思い、よし、アプリやめよう、とアプリを消しました。(お相手の方々すみません)

それに、冒頭のホテルに誘われた男性、好感はあったんです。

じゃないとホイホイついていきません。あの人たちと遊びに行けなくなるのも嫌だなあと思って。

私って結局これなんですよね

彼女は性的指向に従った複雑な関係を持っていた。「私は一部の男性はとても好きだが、何も知らないころから私に火を点けるのはいつも少女や女性だった」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BBJr.#cite_note-SeattleTimes-6『ジェイムズ・ティプトリー・Jr. 』

大学では付き合っているとほぼ変わらないような親友(女性)がいました。あくまで親友の枠組みにおきますが。もちろん男性も好きです、だけどきっかけになるのは女性。

認めたくなかったです、アセクシャル。

私は相手を恋愛的に好きにならないだけです。それに将来は好きになれるかもしれないじゃないですか。普通の人みたいに結婚は幸せだって思って男性を好きになれたら楽しいだろうなって思ってました。みんなが熱中してるからきっと、恋愛は素晴らしいものだと思って。

別に恋愛ごとが嫌いじゃないんです、特に何も思ってないだけなんです。ノーマルの人と同じ気持ちを持てない傾向が、特性が強いだけなのに。そして、女性に惹かれてしまう傾向が強いだけなのに。

マッチングアプリをして、ファッションにも力を入れた。綺麗だね、おしゃれだねって言ってくれる人も増えた。

IT業界ということもあって、周りは男性ばかり、男性にも慣れた。

普通に恋愛の真似事をして、このまま普通にやり過ごせば結婚できるな、って思った、矢先、

ジェイムズ・ティプトリー・Jr. の言葉を見て。

ReBit は LGBT を含めた全ての子どもがありのままの自分でオトナになれる社会を目指します。

https://rebitlgbt.org/『認定NPO法人 ReBit|LGBT問題の今を変える、10年後を創る』

なんて言葉を見て。「ああ、違うだろう」と。

アセクシャルであると告げた女性から、「孤独を貫いてほしい」と言われたことがありました。
その孤独は自分らしさと言えるのかもしれない。ありのまま、と言えるのかもしれない。
なんて無責任な言葉だ、と思ったけれども。

私の好きな本にフロムの『愛するということ』という本があります。
この本でも他者を求める理由は孤独を癒すためなんですよね。

私が何に怯えてたかって孤独です。シスジェンダーの人も、セクマイの私たちも怯えているものって同じなんだろうな、と思いました。

自分らしさを抑えてまで生きることは美しいかなぁ。それよりは、もっとみんながありのままに生きてほしい、って思った。女性だから、とか、男性だから、という言葉はなく。

孤独だから、寂しいかもしれないよ。まあ、だけど、世界にはお見合いという制度もあります。

ちゃんと人を愛せるなら、そういう制度を使って結婚しても良いはず。

まだ20代前半なんです、自分らしく生きる道を探したっていいじゃないですか。


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hakunois
Ayu Awasatoと申します。人文学好きなディレッタント。